個人の内観
▷夢や目標の実現に向けた「自己啓発」や「精神修養法」として、また悩みや不安の解決、心身の調和など「メンタルヘルス」として
「内観」は、創始者の吉本伊信により考案された自己観察法です。国内外の企業や学校、医療施設や矯正施設など、さまざまな分野で活用されています。
「内観ひろば」は、内観を安心してご活用いただくために、最新のお知らせや日本全国の内観研修所をご案内する場所です。日本内観研修所協会によって運営されています。
内観は、吉本伊信により「身調べ」という精神修養法をもとに考案され、1960年代に確立されました。
メンタルヘルスや自己啓発、企業研修や学校教育、矯正教育、また医学領域での心理療法としてなど、実はさまざまな分野で活用されています。
▷夢や目標の実現に向けた「自己啓発」や「精神修養法」として、また悩みや不安の解決、心身の調和など「メンタルヘルス」として
▷働きやすい環境づくり、対人関係の改善、ひいては会社の目標の実現に繋がる「職場のメンタルケア」として
▷うつ病、依存症などの改善、身体疾患における精神的安定の向上など「心理療法」として=『内観療法』
それは「今の悩みや不安」が、
実は「体験してきた出来事」と
関連が強いから
「無かったことにしたい」と感じる体験を私たちは誰しも、抱えているのではないでしょうか。忘れようとしたり、思い出せなくなったりするのは、生きるために心が選んだ自然な働きかもしれません。
「やる気はあるけど、将来、自分は何をしたいのだろう?」「事業が上手くいくにはどうすればいいか?」「なんで家庭がぎくしゃくするのかしら?」「職場のあの人は苦手だな…」目の前にさまざまな想いがあるかと思います。
「昔あんなことがあって苦手で…」と分かっている場合もあれば、「理由はよく分からないけど、なんだかモヤモヤする」「不安が大きい」そんな気持ちを抱えていることもあるのではないでしょうか。
内観は、カウンセリングのように悩みや不安を誰かに語る方法ではありません。静かに自分自身と向き合い、過去の経験の受け止め方を見直すことで、「本当の自分」に気づいていく時間です。
今抱えているつらさや迷いは、出来事そのものよりも、その出来事を「どう記憶し」「どう意味づけてきたか」と深く関係しています。苦境から感謝報恩の気持ちへの大転換、いわば自ら行う「メンタルの大手術」です。
体が不調な時には病院に行き、時には会社や学校を休んで入院までします。でもメンタルは不調でも、そのままにされてしまうことが多いのではないでしょうか。心をごまかしてどこか息苦しさを感じてきた...内観は、そんな自分自身をいたわる時間です。
内観のもとである「身調べ」は、もともと浄土真宗の一派に伝わる精神修養法でしたが、 吉本伊信はその方法から宗教色を排除して、また広く誰にでもできるように簡便化を図りました。
そして、1968年には、現在の内観三項目「お世話になったこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」を振り返る、 という内観の形が確立されました。
▷小学校4〜6年生 → 中学生 → 高校生… → 現在 と 1〜4 を繰り返していきます。
▷次の【対象人物】についても同様に調べていきます。(例:父親、パートナー、祖父母、兄弟姉妹、仕事関係者 等)
一週間かけて、じっくりと自分を見つめる、伝統的な自己観察法を「集中内観」といいます。
集中内観は基本的に屏風の中で行われます。なぜなら人間は視覚から得る情報が多いため、外部からの刺激を緩和することで、集中力を高めることができるからです。
屏風の中は一人だけの空間ですので、外部からの情報を緩和できると同時にプライバシーが守られます。
また屏風越しに聞こえてくる鳥のさえずり、虫の音、料理をつくる生活音...完全な密室ではない「屏風の空間」は、実は孤独ではなく、よりそいの安心感に包まれた空間です。
「この時間は、母親に対する小学校低学年の自分を調べました。そのころの私は...」このように、時間おきに来る面接者に伝えます。無理なく、伝えられることを。思い出すことが大切です。
忙しい毎日を過ごす会社員の皆さまが内観されることは、職場の人間関係や環境改善のきっかけとなることはもちろん、何よりご家族の調和に繋がります。ご希望される皆さま、また、企業や学校などでの内観体験会やメンタルヘルスの講義などのご依頼も気軽にお問い合わせください。
個人として自己研鑽のために内観をご活用いただく際には、福利厚生制度「カフェテリアプラン」のご利用が可能か、御社ご担当部門にご確認ください。集中内観研修時に、56,000円までの補助対象になる場合がございます。
内観の効果
●自己理解が深まる
●思い癖に気づく
●感謝や「つながり」を実感する
●人間関係の改善につながる
●心が穏やかになる
など、さまざまな効果が報告されています。
自己理解を深め、否定的な自己像(自分に対するマイナスの思い込み)を修正し、感情を調整する力を高めます。罪責感を健全に扱うことにも役立ちます。
内観は、自分を見つめ直し、否定的な思い込みをやわらげる心のトレーニングです。感情を整え、前向きに生きる力を育みます。近年は、認知行動療法やマインドフルネスと並び、科学的にも注目されている心のケア法です。
親や教育者の内観体験が家庭や学校環境に良い影響を与えます。矯正教育などにも活用され、研究成果として自己肯定感が向上し、反社会的行動が減少するなどの報告がされています。
精神科治療の心理療法として活用されているほか、ストレス関連疾患においてのストレスや症状の軽減効果、依存症の治療効果も報告されています。
また、内観体験による対人関係の改善が、疾患防止や、再発防止効果など予防医学的側面に働きかけ、健康科学の分野でもその効果が注目されています。
内観は単なる自己啓発法ではなく、心理療法・教育・医療をつなぐ「実践に根ざした科学」としての広がりを持っています。学術的な裏付けに基づき、社会に役立つ実践へと発展し続けています。
一週間、内観研修所で行うものを「集中内観」、日常生活の中で短時間ずつ行うものを「日常内観」といいます。 吉本伊信は「集中内観を電柱にたとえれば日常内観は電線のようなもの」と、一週間の集中内観を経て、日常内観を続けることの大切さをうたっています。
複雑で変化の激しい現代において、過去の点と現在の点をどのように繋げば、未来への方向性が見出せるのでしょうか。内観はシンプルだからこそ効果的です。「自分を知る」には方法があります。
はじめての内観、また、どの内観研修所にしようかとご検討中の皆さま、下記までお気軽にお問い合わせください。
また企業や学校などでの内観体験会やメンタルヘルスの講義などのご依頼、ご相談もお待ちいたしております。
内観が、穏やかで幸せな日々を送れる一助となることを心より願っております。